機材の廃棄・生産完了により、データを取り出すことが困難になったフロッピーディスク、MOなど、古いデータ記録メディアからデータを取り出し、現行の環境へ移行する各種のマイグレーションサービスを提供しております。
当社の特色
当社は1997年の創業以来、データとメディアを専門に取り扱い、四半世紀以上の実績があります。年間に多い年では数千枚以上のデータ記録メディアを扱っております。MS-DOSやWindows以外の様々なフォーマットの知見やノウハウがあります。
歴史的な公共事業に関連するデータが収められたフロッピーディスクの解析、ゲームソフトの開発用マスターフロッピーディスクの修復、カビに汚染された著名作家の原稿が収められたフロッピーディスクの修復など、困難な案件に対し多くの実績があります。
国内2か所に空調設備を備えた倉庫を有し、データの読み出しに必要な当時のコンピューターやディスクドライブ、フォーマットの解析に必要なソフトウェアツールや資料を収集し、ご依頼があるその日のために大切に維持管理しております。
情報処理安全確保支援士の国家資格を持つ技術者が、情報セキュリティが保たれた環境下で作業を行います。機密度が高いデータも安心してご依頼いただけます。
交通至便な秋葉原駅前に実店舗があります。郵送や宅配で送るのは心配なので、対面で依頼したい、というお客様も安心してご依頼いただけます。もちろん、ご相談だけでもお気軽にご来店ください。
お早目の対応をお勧めします
長らくデータ記憶媒体の主流であったフロッピーディスクは、2011年3月にソニーの撤退により国内での販売活動は完全に終息となりました。一足先にディスクドライブも2010年に生産が終了しています。
ディスクメディア、ディスクドライブともに中古市場でも入手が難しくなっており、今後の入手はますます困難になることが予想されています。
当時のパソコンやディスクドライブを保管していれば問題ないと思っていませんか?
クラシックカーを維持し続けることが難しいのと同様、機械製品や電子部品は急激に劣化が進みます。特に1990年代に製造された機器は電解コンデンサの経年劣化により、内部で電解液が噴き出して基板が腐食を起こし、動作不能の状態に陥っているものが多数見受けられます。5インチ、8インチ、Zipは正常に動作するディスクドライブも非常に少なくなっています。
近年の高温多湿な気象によるものか、長期保管していたフロッピーディスクに「カビ」が発生していることが多く見られます。カビはディスク表面を覆い、データの読み取りができなくなります。さらにカビが磁気ヘッドを汚し、他のディスクまでをも破損させてしまいます。
劣化でもっとも怖いのがハブリングの脱落です。ディスク中央に接着された金属製のリングが経年劣化で脱落し、ディスクが回転することができなくなるばかりか位置決めも狂い、データが完全に失われる事態に陥ります。